MT4のアラート音を変更したい時に見る設定

MT4のアラート音は、初期状態のままだと聞き分けにくかったり、他の通知音と混ざったりすることがあります。価格アラート、インジケーターの通知、EAの通知を同じ音で受けていると、何が反応したのか分かりにくくなる場面もあります。

この記事では、MetaTrader 4公式ヘルプとMQL4公式ドキュメントをもとに、MT4のアラート音を変更する時に見る場所、Alertの SoundSource、音声ファイルの種類、Sounds フォルダ、インジケーターやEA側で音が指定されている場合の見方を分けて見ます。

先に短く言うと
  • MT4のAlertでは、Actionに Sound を選ぶと音声ファイルを再生できます。
  • MetaTrader 4公式ヘルプでは、AlertのSourceには音声ファイルとして *.wav*.mp3*.wma を指定できると説明されています。
  • MQL4の PlaySound() を使う場合、公式ドキュメントでは音声ファイルは terminal_directory\Sounds またはそのサブフォルダに置き、WAVファイルを使うと説明されています。
  • インジケーターやEAが独自に音声ファイル名を指定している場合、MT4側の一般設定だけでは変わらないことがあります。

まずどのアラート音を変えたいのか分ける

MT4のアラート音といっても、いくつか種類があります。価格に対して設定したAlertの音、インジケーターが出す音、EAが出す音、接続やエラーなどの端末イベント音を同じものとして見ると、設定場所を間違えやすくなります。

まずは、自分が変えたい音がどれなのかを分けてください。価格アラートの音を変えたいのか、インジケーターのサイン音を変えたいのか、EAが鳴らす音を変えたいのかで、見る場所が変わります。

価格アラート AlertのSoundを見る

ターミナルのAlertsで設定する通知です。Action、Source、Testなどを見ながら音声ファイルを指定します。

インジケーター パラメータやファイル指定を見る

インジケーター側に音声ファイル名や通知設定がある場合があります。MT4全体の設定とは別に見ます。

EA EA側の通知条件を見る

EAが独自に音を鳴らす場合、入力パラメータやMQL4側の指定が関係することがあります。

Alertの音はActionとSourceを見る

MetaTrader 4公式ヘルプでは、AlertのActionとして Sound を選ぶと音声ファイルを再生できると説明されています。Alertの設定画面では、Actionに何をするか、Sourceに何を使うかを指定します。

音を変更したい場合は、AlertのActionが Sound になっているか、Sourceに目的の音声ファイルが入っているかを見ます。公式ヘルプでは、Source欄には音声ファイルとして *.wav*.mp3*.wma を指定できると説明されています。

公式情報で見るポイント

MetaTrader 4公式ヘルプでは、Alertの Test ボタンで選択したアラートの動作を確認でき、変更を反映するには OK を押す必要があると説明されています。音を選んだだけで閉じてしまうのではなく、テストと保存を分けて見てください。

価格アラート音を変える時の流れ

価格アラートの音を変える場合は、ターミナルのAlertsから対象のアラートを開きます。すでに作成済みのアラートを編集する場合と、新しくアラートを作る場合で画面の入り方は違いますが、見る項目は近いです。

ここでは、音声ファイルを変更する時に見る流れを分けます。実際の画面名や右クリックメニューは、利用しているMT4の言語設定やブローカー版によって表記が少し違うことがあります。

1
対象のAlertを開く ターミナルのAlertsから、変更したいアラートを開きます。まずは価格条件や有効状態も一緒に見ます。
2
ActionをSoundにする 音を鳴らすアラートにしたい場合は、Actionが Sound になっているかを見ます。
3
Sourceで音声ファイルを選ぶ 鳴らしたい音声ファイルをSourceに指定します。ファイル形式や置き場所は、アラートの種類によって分けて見ます。
4
Testで確認してOKで保存する 音が鳴るかをTestで見たうえで、変更を反映するためにOKで保存します。

WAVファイルとSoundsフォルダの扱いを見る

MT4のアラート音を変える時に混乱しやすいのが、価格アラートのSource指定と、MQL4プログラム側の PlaySound() 指定です。価格アラートのSourceでは複数の音声形式が説明されていますが、MQL4の PlaySound() では扱いが異なります。

MQL4公式ドキュメントでは、PlaySound() で再生する音声ファイルは terminal_directory\Sounds またはそのサブフォルダに置く必要があり、再生されるのはWAVファイルと説明されています。インジケーターやEAが PlaySound() を使っている場合は、WAVファイルとSoundsフォルダを分けて見ます。

AlertのSource 価格アラート側の指定

公式ヘルプでは、Sourceに音声ファイルを指定できると説明されています。Alert設定画面でTestできるかを見ます。

PlaySound() MQL4プログラム側の指定

公式ドキュメントでは、音声ファイルは terminal_directory\Sounds 配下に置き、WAVファイルを使うと説明されています。

Custom Indicator / EA ツール側の指定

インジケーターやEAの入力設定に音声ファイル名がある場合は、そこで指定を変えられることがあります。

独自の音を使う時は既存ファイルを消さずに試す

独自の音声ファイルを使いたい場合、最初から既存の音声ファイルを上書きするより、別名で追加して試す方が確認しやすくなります。たとえば既存の alert.wav を置き換えるのではなく、別名のWAVファイルを用意し、Sourceやツール側の設定で指定できるかを見る流れです。

既存ファイルを上書きすると、元の状態へ戻したい時に手間が増えます。ブローカー版MT4やインストール方法によって、Soundsフォルダの位置が分かりにくい場合もあるため、まずは既存の音声ファイルがある場所を確認してから作業してください。

音声ファイルを入れる時の注意

長すぎる音や大きすぎる音は、複数のアラートが続いた時に聞き分けにくくなることがあります。通知音は、相場判断を代わりに行うものではなく、条件に気づくための補助として扱ってください。

インジケーターの音はMT4側だけでは変わらないことがある

インジケーターやEAが鳴らす音は、MT4のAlert設定だけでは変わらないことがあります。ツール側で SoundFileAlertSoundUseSound のような入力項目が用意されている場合は、その設定を見ます。

一方で、インジケーターやEAの内部で音声ファイル名が固定されている場合、入力画面から変更できないこともあります。その場合は、配布元の説明、同梱ファイル、パラメータ項目、ソースファイルの有無を分けて見る必要があります。

インジやEA側で見ること
  • 入力パラメータに音声ファイル名を指定する項目があるか
  • UseAlertUseSoundSoundFile などの項目があるか
  • 同梱ファイルにWAVファイルが含まれているか
  • 説明書でSoundsフォルダへの配置が指定されていないか
  • MT4側のAlertではなく、ツール側の通知として鳴っていないか

音が鳴らない問題とは分けて見る

アラート音を変更したい場合と、そもそも音が鳴らない場合は、見るポイントが少し違います。音が鳴らない時は、MT4の設定だけでなく、PC側の音量、スピーカー、ミュート、アラートの有効状態、ファイルの場所、Test結果なども見ます。

この記事では音の変更を中心に見ています。音が鳴らない原因を広く見たい場合は、既存記事の「MT4アラートが鳴らない時に見ること」とあわせて読むと、原因を分けやすくなります。

変更したい 音声ファイルを変える

AlertのSource、WAVファイル、Soundsフォルダ、ツール側の音声指定を見ます。

鳴らない 出力条件を見る

アラートが有効か、PC音量、Test、ファイルの場所、MT4が起動しているかを見ます。

聞き分けたい 用途ごとに音を分ける

価格アラート、インジケーター、EAで音を分けると、何が反応したのかを見やすくなります。

アラート音を変更する前のチェックリスト

音声ファイルを差し替える前に、変更対象を分けておくと作業が戻りやすくなります。価格アラートなのか、インジケーターなのか、EAなのかを先に分けてください。

作業前に押さえること
  • 変更したい音が、価格アラート・インジケーター・EAのどれかを分けたか
  • AlertのActionが Sound になっているか
  • Sourceに目的の音声ファイルが指定されているか
  • Testで選んだ音を確認したか
  • 変更後にOKで保存したか
  • インジケーターやEA側に音声設定項目があるか
  • PlaySound() を使う場合、WAVファイルとSoundsフォルダを見ているか
  • 既存の音声ファイルを上書きせず、戻せる状態で試しているか

ラボメモ

MT4のアラート音を変える時は、まず「どの通知が鳴っているのか」を分けると迷いにくくなります。

価格アラート、インジケーター、EAでは、同じ音に聞こえても設定場所が違う場合があります。音声ファイルを入れ替える前に、AlertのSourceとツール側の設定を別々に見てください。

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まとめ

MT4のアラート音を変更したい時は、まず価格アラート、インジケーター、EAのどの音を変えたいのかを分けます。価格アラートであれば、AlertのActionを Sound にし、Sourceに音声ファイルを指定し、Testで確認してからOKで保存します。

インジケーターやEAが音を鳴らしている場合は、MT4側のAlert設定だけでなく、ツール側の入力パラメータや音声ファイル名も見ます。MQL4の PlaySound() を使う場合は、WAVファイルと terminal_directory\Sounds 配下の扱いも分けて見てください。

アラート音は、相場を判断するためのものではなく、条件に気づくための補助です。音を変えること自体よりも、どの通知が何を知らせているのかを分けておくことが大切です。

参考文献
  • MetaTrader 4 Help「Alerts」https://www.metatrader4.com/en/trading-platform/help/overview/terminal/terminal_alerts
  • MQL4 Documentation「PlaySound」https://docs.mql4.com/common/playsound
  • MQL4 Book「Sound Files」https://book.mql4.com/appendix/sounds