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  • MT4アラートが鳴らない時に見ること

    MT4でアラートを作ったのに音が鳴らない時は、設定を一つ直せば終わる場合もあれば、条件の向き、期限、通知種別、端末側の音量が重なっている場合もあります。アラートは小さな機能に見えますが、「作った場所」「鳴らす条件」「鳴らす方法」を分けて見ないと迷いやすい機能です。

    この記事では、MT4アラートが鳴らない時に見る項目を、標準アラート、インジケーター内蔵アラート、音、メール、スマホ通知、期限、ログに分けて扱います。売買判断を任せる話ではなく、チャートを見るきっかけとしてアラートを使うための実務メモです。

    先に短く言うと
    • MT4標準アラートが鳴らない時は、アラートタブ、Enable、Condition、Value、Source、Expirationを見ます。
    • 音だけの問題なら、Source、Test、PC音量、VPSや別PCで動かしていないかを見ます。
    • メール通知やスマホ通知は、標準の音アラートとは別設定です。SMTP設定やMetaQuotes IDも分けて見ます。
    • 特定インジケーターだけ鳴らない場合は、インジ側のパラメーターや通知仕様を見ます。

    最初に「何が鳴らないのか」を分けて見る

    MT4で「アラートが鳴らない」と言う時、実際にはいくつかの状態が混ざっています。標準アラートの音が鳴らないのか、メールだけ届かないのか、スマホ通知だけ届かないのか、カスタムインジケーターの通知だけが出ないのかで、見る場所は変わります。

    いきなり設定画面を全部開くより、まず症状を分ける方が早く原因に近づけます。標準アラートのSoundが鳴るなら、MT4全体やPC音量は大きな問題ではない可能性があります。標準アラートも鳴らないなら、アラート条件、Source、端末側の音を優先して見ます。

    標準アラートの音が鳴らない

    ターミナルのアラートタブ、Enable、Condition、Value、Source、PC音量を見ます。まずはSoundで短いテストを作ると切り分けやすくなります。

    メールだけ届かない

    ActionがEmailになっているだけでは足りません。ターミナル側のメール設定、送信先、テンプレート、Test結果を分けて見ます。

    スマホ通知だけ届かない

    NotificationはMetaQuotes IDや端末側の通知許可が関係します。音アラートとは別の設定として扱います。

    特定インジだけ通知しない

    MT4標準アラートではなく、インジ側のパラメーター、通知許可、表示状態、プログラム仕様を見ます。

    まずはアラートタブで有効状態を見る

    MT4の標準アラートは、ターミナルウィンドウの「アラート」タブで管理します。MetaTrader 4公式ヘルプでは、アラートは市場イベントを知らせるための機能で、Symbol、Condition、Counter、Limit、Timeout、Expiration、Eventなどの項目を持つと説明されています。

    鳴らない時に最初に見るのは、アラートが残っているか、有効になっているか、期限切れになっていないかです。削除されている、無効化されている、Expirationを過ぎている場合は、条件が合っても動きません。

    1 アラートタブに残っているかを見る ターミナルの「アラート」タブを開き、該当アラートが表示されているかを見ます。見当たらない場合は、削除済みか、別のMT4を開いている可能性があります。
    2 Enableがオンかを見る アラートは無効化されても削除されません。見た目には残っていても、Enableがオフなら条件に届いても鳴りません。
    3 Expirationが過ぎていないかを見る 期限付きアラートは、指定時刻を過ぎると終わります。前日に作った価格アラートが翌日鳴らない時は、期限を見る価値があります。
    4 LimitやMaximum iterationsに達していないかを見る 最大回数まで鳴ったアラートは、それ以上鳴らない設定になっていることがあります。過去に何度か鳴った後で止まった場合に見ます。

    条件の向きと価格の位置を見る

    アラートが有効でも、ConditionとValueの組み合わせが現在値と合っていなければ鳴りません。Bid>、Bid<、Ask>、Ask<、Time= のどれを使っているかで、鳴る場面は変わります。

    たとえば「上に抜けたら鳴らしたい」のに Bid< を選んでいると、価格が上がっても条件には届きません。逆に、現在値より下の価格に対して Bid> を入れると、作った瞬間に条件を満たしてしまうことがあります。

    上側の価格を見たい時

    現在値より上の価格に到達したら見る場合は、Bid> や Ask> の向きが合っているかを見ます。水平線の価格をそのまま入れる時も、現在値との上下関係を先に見ます。

    下側の価格を見たい時

    現在値より下の価格に来たら見る場合は、Bid< や Ask< の向きが合っているかを見ます。価格の桁数や銘柄ごとの小数点位置も見落としやすい点です。

    時刻で鳴らしたい時

    Time= を使う場合は、価格ではなく指定時刻が条件になります。PCの時刻、MT4上の表示時刻、入力形式を見直します。

    BidとAskを混同すると条件がずれる

    価格アラートでは、BidとAskのどちらを条件にしているかも見ます。チャート上の表示、水平線の位置、アラート条件で使う価格がずれていると、「線に届いたように見えるのに鳴らない」と感じることがあります。

    水平線を目安にアラートを作る時は、現在値の上下だけでなく、Condition欄がBid基準なのかAsk基準なのかを見ます。細かい価格差そのものを深追いするより、まずは自分がどちらの価格を条件にしたいのかを決めておく方が扱いやすくなります。

    価格条件でつまずきやすい点
    • 上側の価格なのに Bid< や Ask< を選んでいる
    • 下側の価格なのに Bid> や Ask> を選んでいる
    • 現在値に対して近すぎる価格を入れ、作成直後に条件を満たしている
    • 桁数を間違え、意図した価格から離れた水準になっている
    • 水平線の価格とアラートのValueが微妙にずれている

    Soundを選んだ時はSourceと端末音量を見る

    MT4のアラートでは、ActionにSoundを選ぶと、Sourceに指定した音ファイルを再生します。MetaTrader 4公式ヘルプでは、Soundの場合に指定できるファイルとして wav、mp3、wma が説明されています。

    アラート条件は合っているのに音が聞こえない時は、MT4側のSource、PC側の音量、出力先、ミュート状態を分けて見る必要があります。別のスピーカーやヘッドセットに音が出ているだけ、ということもあります。

    音が出ない時に見る項目
    • ActionがSoundになっているか
    • Sourceに存在する音ファイルが指定されているか
    • アラート編集画面のTestで音が鳴るか
    • PC音量、アプリ音量、出力デバイスが合っているか
    • MT4を別PCやVPS上で動かしていないか

    音ファイルやアラート音の変更を深く見る場合は、MT4のアラート音を変更したい時に見る設定もあわせて見ると、Sourceや音ファイルの扱いを分けやすくなります。

    チャートから作ったアラートは期限に注意する

    MT4では、チャート上の右クリックメニューからアラートを作ることもできます。MetaTrader 4公式ヘルプでは、チャート上で作ったアラートには自動で期限が設定され、時間足によって期限の長さが変わると説明されています。

    そのため、チャート上で手早く作ったアラートが翌日や翌週に鳴らない場合、条件が間違っているとは限りません。アラートのExpirationを開き、まだ有効な状態かを見ます。

    起きやすい見落とし

    チャートから作ったアラートを「ずっと残るもの」と思い、期限を見ないまま使い続けることがあります。時間足によって期限が変わるため、長期的に使うなら編集画面で見る必要があります。

    見直す順番

    アラートタブで該当行を開き、Enable、Condition、Value、Expirationを見ます。必要なら期限を入れ直すか、同じ条件で新しく作ります。

    VPSや別PCで動かしている時は「どの端末が鳴るか」を見る

    MT4をVPSや別PCで動かしている場合、アラート音は手元のPCではなく、MT4を起動している端末側で鳴ることがあります。手元の画面でチャートだけ見ているつもりでも、実際には別環境のMT4が動いているなら、音の出力先も別です。

    この場合、Soundだけに頼ると気づきにくくなります。手元で受け取りたいなら、標準アラートのSoundだけでなく、EmailやNotificationを別途使うか、MT4を動かす環境を揃える必要があります。

    音・メール・スマホ通知は分けて見る

    アラートのActionには、Sound以外にEmailやNotificationもあります。Emailはターミナル設定側のメール設定、NotificationはMetaQuotes IDなどの通知設定が関係します。音が鳴らない問題と、メールやプッシュ通知が届かない問題は同じではありません。

    MetaTrader 4公式ヘルプでは、プッシュ通知を使うにはターミナル設定でMetaQuotes IDを指定する必要があり、通知設定画面にはEnable Push notificationsやTestが用意されています。スマホに届かない時は、アラート条件だけでなく通知設定側も分けて見ます。

    Sound

    MT4やPCから音を出す設定です。Sourceの音ファイル、Test、PC音量、出力先を見ます。

    Email

    メール設定が必要です。SMTP Server、Login、Password、From、To、Testを分けて見ます。

    Notification

    スマホへのプッシュ通知です。MetaQuotes ID、Enable Push notifications、Test、スマホ側の通知許可を見ます。

    ラボメモ

    MT4のアラートが鳴らない時は、いきなり別のインジケーターやEAを疑うより、まず標準アラートを一つ作ってTestする方が切り分けやすくなります。

    音、メール、スマホ通知は似ていますが、必要な設定が違います。まずSoundで条件の向きを見てから、必要に応じてメールやプッシュ通知へ広げると、原因を追いやすくなります。

    インジケーター内蔵アラートは標準アラートと分けて見る

    MT4標準のアラートは、ターミナルのアラートタブで条件を作る機能です。一方で、カスタムインジケーターが出すアラートは、そのインジケーター内部の設定やプログラムの作りに影響されます。

    「標準アラートは鳴るが、特定インジのアラートだけ鳴らない」という場合は、MT4全体の問題ではなく、インジ側のパラメーター、通知許可、アラート条件、表示状態を見た方がよいことがあります。逆に標準アラートも鳴らないなら、MT4側やPC側の設定を優先して見ます。

    インジ側で見ること
    • アラート機能がオンになっているか
    • ポップアップ、メール、プッシュ通知のどれを使う設定か
    • 通知を出す条件が、矢印表示やライン表示と同じ条件か
    • パラメーター変更後にチャートへ反映されているか
    • 別の時間足や別のチャートにだけ入れていないか

    ログを見て「鳴らない」の前後を追う

    標準アラートや通知の動きが分からない時は、ターミナル下部のJournalやExpertsも材料になります。MetaTrader 4公式ヘルプでは、Journalタブはトレーダー操作や端末動作の情報を、ExpertsタブはEAに関する情報を表示すると説明されています。

    カスタムインジケーターやEA側の通知では、エラーメッセージや動作メッセージが出ることがあります。すべてのインジが詳細なログを出すわけではありませんが、何も見ないよりは、通知が出ない前後の時刻を追いやすくなります。

    短いテスト条件で一度鳴らしてみる

    原因が分からない時は、遠い価格に置いたアラートを眺め続けるより、現在値に近いテスト条件を作って動きを見る方が分かりやすいです。実際の取引判断ではなく、通知機能の動作を見るための短いテストとして扱います。

    テスト用アラートの作り方
    1. 現在値に近い価格を見て、短時間で到達しそうな水準を選びます。
    2. Bid> または Bid< の向きを現在値との位置に合わせます。
    3. ActionをSoundにし、Sourceに標準の音ファイルを選びます。
    4. Testボタンで音が鳴るかを見ます。
    5. 保存後、条件に到達した時にアラートタブのCounterが増えるかを見ます。

    同じ失敗を減らすために設定メモを残す

    アラートが鳴らない原因を一度見つけても、同じ設定を毎回思い出すのは面倒です。よく使う条件、音ファイル、通知方法、期限の入れ方は、短いメモとして残しておくと再設定しやすくなります。

    特に、水平線付近で鳴らすアラート、時間指定のアラート、スマホ通知を使うアラートは、用途が違います。用途ごとに設定を分けておくと、「前回は鳴ったのに今回は鳴らない」という場面で、原因を比べやすくなります。

    最後に見るチェックリスト
    1. 標準アラート、メール、スマホ通知、インジ内蔵アラートのどれが鳴らないのかを分けたか
    2. アラートタブに該当アラートが残っているか
    3. Enableがオンか
    4. ConditionとValueの向きが現在値と合っているか
    5. BidとAskを取り違えていないか
    6. Expirationが過ぎていないか
    7. LimitやMaximum iterationsに達していないか
    8. ActionがSound、Email、Notificationのどれになっているか
    9. Soundの場合、SourceとPC音量、出力先を見たか
    10. Emailの場合、メール設定とSMTP設定を見たか
    11. Notificationの場合、MetaQuotes IDとスマホ側の通知許可を見たか
    12. インジ内蔵アラートの場合、インジ側のパラメーターを見たか

    まとめ

    MT4アラートが鳴らない時は、アラート欄、Enable、Condition、Value、Source、Expiration、Limit、Maximum iterationsを順番に見ます。Sound、Email、Notificationは必要な設定が違うため、同じ通知としてまとめて扱わない方が原因を追いやすくなります。

    価格条件を見る時は、現在値との上下関係、BidとAsk、入力した桁数を見直します。チャートから作ったアラートは期限が付くため、残っているつもりでも終わっている場合があります。

    アラートは、チャートを見るきっかけを作るための補助機能です。取引判断そのものを任せるものではなく、水平線や複数時間足の記事とあわせて、見る場面を分けて使うと扱いやすくなります。

    この記事で出てきた用語

    本記事は、MT4のアラート機能を使う前に見る実務メモです。特定の設定、通知方法、ツールによる取引結果を保証するものではありません。実際に使う場合は、取引会社の仕様、端末環境、公式ヘルプの最新情報をあわせて見てください。

  • MT4でアラートを設定する方法と注意点

    MT4のアラートは、価格や時刻などの条件に合わせて、音、メール、プッシュ通知などで知らせるための機能です。チャートを見続ける代わりに、指定した条件に近づいた時のきっかけを作れます。

    この記事では、MT4標準アラートの作り方を中心に、BidとAsk、Action、Source、期限、インジケーター内蔵アラートとの違い、メール通知やスマホ通知を使う前に見ることを分けて扱います。通知系記事の入口として、まず全体像を押さえるための記事です。

    先に短く言うと
    • MT4標準アラートは、ターミナルの「アラート」タブで作成・編集します。
    • 価格で鳴らす場合は、Symbol、Condition、Value、Actionを分けて見ます。
    • Sound、Email、Notificationは通知方法が違い、それぞれ必要な設定も違います。
    • インジケーター内蔵アラートは、MT4標準アラートとは別に、インジ側のパラメーターや仕様を見ます。
    • 鳴らない時は、MT4アラートが鳴らない時に見ることで原因を切り分けます。

    アラートでできることを先に押さえる

    MT4のアラートは、ターミナルウィンドウの「アラート」欄で管理します。MetaTrader 4公式ヘルプでは、アラートは市場イベントを知らせるための機能で、条件に到達した時に音、ファイル実行、メール、通知などの動作を選べるものとして説明されています。

    価格アラートを使う場面は、たとえば「ドル円が150.000を上回ったら見る」「ゴールドが直近安値付近まで下がったら見る」「欧州時間の前に一度チャートを見る」といった使い方です。相場判断そのものを任せるのではなく、チャートを見る合図として扱うと無理がありません。

    アラートで決める主な項目
    1. どの通貨ペアや銘柄を見るか
    2. Bid、Ask、時刻のどれを条件にするか
    3. 条件に使う価格や時刻を入れる
    4. 音、メール、プッシュ通知などの受け取り方を選ぶ
    5. 期限や繰り返し回数を必要に応じて見る

    MT4標準アラートの基本の作り方

    まずは、MT4下部のターミナルを開きます。ターミナルが表示されていない場合は、上部メニューの「表示」からターミナルを出します。その中にある「アラート」タブを開き、右クリックから新しいアラートを作成します。

    1 ターミナルのアラート欄を開く MT4下部のターミナルで「アラート」タブを選びます。表示されていない時は、表示メニューからターミナルを出します。
    2 右クリックで新しいアラートを作る アラート欄の空白部分を右クリックし、新規作成を選びます。作成済みアラートの編集や削除も同じ欄で行います。
    3 Symbolを選ぶ 条件を見る銘柄を選びます。ドル円、ユーロドル、XAUUSDなど、チャートで見たい銘柄と一致しているかを見ます。
    4 ConditionとValueを入れる Bid>、Bid<、Ask>、Ask<、Time= などから条件を選び、価格や時刻を入れます。上抜けを見たいのか、下抜けを見たいのかを分けます。
    5 Actionを選ぶ 音、ファイル実行、メール、プッシュ通知など、条件に到達した時の動きを選びます。まずはSoundで試すと、条件の向きを見やすくなります。
    6 期限と繰り返しを見て保存する Expiration、Timeout、Maximum iterations を必要に応じて見ます。期限切れや鳴りすぎを避けるための項目です。

    設定画面で見る項目

    アラート画面には、条件、値、動作、期限などの項目があります。名前だけを見ると少し分かりにくいので、実際には「何を見て、どの状態になったら、どう知らせるか」という順番で考えると扱いやすくなります。

    項目 意味 見るポイント
    Symbol 条件を見る通貨ペアや銘柄 普段見ているチャートと同じ銘柄になっているかを見ます。XAUUSDなどは取引会社によって表記が少し違う場合があります。
    Condition Bid>、Bid<、Ask>、Ask<、Time= など 価格が指定値を上回った時なのか、下回った時なのか、時刻で鳴らすのかを分けます。
    Value 条件に使う価格や時刻 桁数、現在値との位置、銘柄を見ます。価格を1桁間違えると、すぐ鳴るか、まったく鳴らない原因になります。
    Action 条件到達時の動き Sound、File、Email、Notificationなどから選びます。通知先ごとに事前設定が必要な場合があります。
    Source 音ファイルや実行ファイルなど Soundを選んだ場合は音の種類、Fileを選んだ場合は実行するファイルを見ます。
    Timeout 再通知までの間隔 同じ条件で短時間に何度も鳴り続けないように見る項目です。
    Maximum iterations 繰り返す回数 何回まで通知するかを見ます。鳴り続ける状態を避けたい時に関係します。
    Expiration アラートの期限 特定の日だけ使いたい時は期限を入れます。期限が過ぎるとアラートが終わるため、長く使う場合は注意します。

    価格アラートの具体例

    最初は、シンプルな価格条件から試すと動きをつかみやすくなります。細かい売買判断ではなく、「その価格帯に来たら一度見る」ための合図として使うのが基本です。

    例1:ドル円が150.000を上回ったら見る

    SymbolをUSDJPY、ConditionをBid>、Valueを150.000にします。現在値より上にある価格へ近づいた時の確認用です。

    例2:ユーロドルが1.08000を下回ったら見る

    SymbolをEURUSD、ConditionをBid<、Valueを1.08000にします。下側の価格帯に来た時にチャートを見るための使い方です。

    例3:ゴールドが目安の水平線付近へ来たら見る

    チャートに水平線を引き、その価格をValueへ入れます。条件は現在値との位置関係に合わせて、Bid> または Bid< を選びます。

    例4:決まった時刻にチャートを見る

    ConditionをTime=にし、Valueへ時刻を入れます。経済指標前、欧州時間前、日足確定前など、時間の節目を見る用途です。

    BidとAskを分けて見る

    MT4の価格条件には、BidとAskがあります。Bidは売値側、Askは買値側の価格として扱われます。チャート表示の設定や条件の作り方によって、見ている価格とアラート条件の価格がずれることがあります。

    たとえば、チャート上に見えているローソク足の価格を基準にしているつもりでも、Ask条件にしていると鳴る位置が変わる場合があります。まずはBid条件でシンプルに作り、必要に応じてAsk条件を使うと、切り分けがしやすくなります。

    ラボメモ

    アラートでつまずきやすいのは、価格、条件の向き、通知方法を一度に変えてしまうところです。

    最初は「Bidがこの価格を上回ったら鳴る」「Bidがこの価格を下回ったら鳴る」のように、単純な条件で試すと後から直しやすくなります。

    チャート上からすばやく作る場合

    MT4では、チャート上の右クリックメニューからアラートを作ることもできます。チャート上で作ると、価格の位置を見ながら設定しやすいため、水平線や直近高値・安値と合わせて使いやすくなります。

    チャートに出たアラートの矢印は、ドラッグして価格を動かせます。あとからターミナルのアラート欄で編集すれば、Action、Timeout、Expirationなども見直せます。

    例:水平線とアラートを合わせる

    まず、見たい価格に水平線を引きます。次に、その付近へアラートを置きます。ラインそのものが判断を決めるわけではありませんが、価格帯を見落としにくくする補助になります。

    インジケーター内蔵アラートはMT4標準アラートと分けて見る

    MT4標準のアラートは、ターミナルのアラート欄で作る機能です。一方で、インジケーター側に付いているアラートは、そのインジケーターの内部条件やパラメーターに応じて鳴ることがあります。

    たとえば、移動平均線のクロス、矢印サイン、ライン接触などを知らせるインジケーターでは、インジケーター側の設定画面にAlert、Sound、Email、Pushなどの項目が用意されている場合があります。この場合、MT4標準アラート欄だけ見ても原因が分からないことがあります。

    MT4標準アラート

    ターミナルのアラート欄で作ります。価格、時刻、通知方法を自分で指定する基本機能です。

    インジケーター内蔵アラート

    インジケーターの設定画面にあるAlert、Sound、Email、Pushなどの項目で管理されることがあります。配布元の説明やパラメーター名もあわせて見ます。

    音・メール・スマホ通知は別設定として見る

    アラートのActionには、Sound、Email、Notificationなどがあります。見た目は同じアラート設定画面にありますが、通知方法ごとに必要な準備は違います。

    SoundはMT4やPC側の音、Emailはメール設定、NotificationはMetaQuotes IDやスマホ側の通知許可が関係します。通知まわりでつまずいた時は、下のように分けて見ると原因を追いやすくなります。

    通知方法 主に見る場所 関連して見る記事
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    スマホ通知を使う時に見ること

    プッシュ通知を使う場合は、PC版MT4側の通知設定でMetaQuotes IDを入れます。MetaQuotes IDは、スマホ版MetaTraderのメッセージ画面で見られる識別子です。

    設定後は、いきなり重要な通知に使わず、テスト送信で届くかを見ます。スマホ側の通知許可、通信状態、PC側のMT4が起動しているかも関係します。メール通知を使う場合は、メールタブ側の設定も別に必要です。

    プッシュ通知で見たい項目
    • スマホ版MetaTraderでMetaQuotes IDを見ているか
    • PC版MT4の通知設定にMetaQuotes IDを入れているか
    • プッシュ通知を有効にしているか
    • テスト通知がスマホに届くか
    • スマホ側で通知を拒否していないか
    • PC側のMT4が起動しているか

    アラートが鳴らない時の見方

    アラートが鳴らない時は、条件そのものが間違っている場合と、通知方法の設定ができていない場合を分けます。価格条件を作ったのに鳴らない時は、まずActionをSoundにして、MT4上で音が出るかを見ます。

    症状 よくある原因 見るところ
    価格が来たのに鳴らない Bid/Ask、条件の向き、価格の桁が違う ConditionとValueを見直します。上回る条件か、下回る条件かを分けます。
    すぐ鳴ってしまう 現在値より手前に条件を置いている 現在値とValueの位置を見ます。価格入力の桁も見直します。
    何度も鳴る TimeoutやMaximum iterationsの設定が合っていない 通知間隔と回数を見て、必要に応じて短時間に繰り返さない設定にします。
    スマホに届かない MetaQuotes ID、通知許可、PC側MT4の起動状態に問題がある 通知設定でテスト送信し、スマホ側の通知許可も見ます。
    メールが届かない アラートではなくメール設定側が未設定 MT4のメール設定、送信先、サーバー情報を別に見ます。
    特定インジだけ鳴らない インジケーター側のアラート設定や仕様の問題 インジ側のパラメーター、通知許可、対象時間足、配布元の説明を見ます。

    原因別に詳しく見る場合は、MT4アラートが鳴らない時に見ることで、標準アラート、音、メール、プッシュ通知、インジ内蔵アラートを分けて確認できます。

    使う前に見たい注意点

    アラートは、価格や時間を見落としにくくする便利な機能ですが、通知が届いた時点で相場状況が変わっていることもあります。通知だけを根拠にせず、チャート、注文状況、指標前後などの時間帯も分けて見る必要があります。

    また、PCを閉じている、MT4が停止している、通信が切れている、スマホ側で通知が止まっている、といった状態では、想定どおりに受け取れない場合があります。大事な場面で使う前に、低い負荷の条件で一度試しておくと、動き方を見やすくなります。

    アラートは取引判断を補助するための通知機能です。特定の条件に到達したことを知らせるだけで、売買の妥当性や損益を保証するものではありません。

    この記事に出てくる用語

    まとめ

    MT4でアラートを設定する時は、ターミナルのアラート欄を開き、Symbol、Condition、Value、Action、Source、Expirationを分けて見ます。価格条件では、現在値との位置、BidとAsk、上回るのか下回るのかを先に決めると扱いやすくなります。

    Sound、Email、Notificationは、同じアラート画面から選べても、必要な準備は違います。音はSourceやPC音量、メールはSMTP設定、スマホ通知はMetaQuotes IDや通知許可を見ます。

    インジケーター内蔵アラートは、MT4標準アラートとは別に考えます。標準アラートが動くのに特定インジだけ鳴らない場合は、インジ側のパラメーターや仕様を見てください。

    参考情報

    この記事では、MT4のアラート管理、プッシュ通知、システムイベントに関する公式情報をもとに、設定時に見る項目をまとめています。